平昌オリンピックが開幕しました。
二年後の東京オリンピック/パラリンピックについては、開催に大反対です。
東日本大震災や熊本の地震でいまでも仮設住宅さえ解決していない。
「国威発揚」などと、本気で考えている政治家や著名人がいる。
絶対に返納したほうがいいと思います。
でも、やるんだったら、とにかく、せっかくなんで、
たとえば車椅子の人が行ったり来たりしやすいようになるとか、
いろんな言語・文化の人が、暮らしやすいようになるとか、
そういうきっかけになってほしい。
世界にはいろんな人がいることを知るとか、
いろんな考え方や生き方があることを知るとか、
そういうきっかけとなってほしい。
僕たちがたくさんのことを学ぶチャンスになると良い。
「日本の良いところを知ってもらおう」っていうのは、僕はあまり感心しません。
もちろん、良いところは知ってほしいと思うのですが、
でも、それは僕たちがどうこうできることではない。
最終的には他国の人が勝手に評価することなので。
たとえば、僕がいつも使っている田園都市線の渋谷駅なんて、車椅子やベビーカーでは乗り換えがほとんど出来ないに等しい(エレベーターを3回くらい乗り換える)。あの「シブヤ」なのに!
そんなところで、「日本を知ってもらおう」なんて言う気持ちがまったくわきません。
そもそも、オリンピック/パラリンピックって何やろう・・・。
スポーツで競い合うというのは、結局のところ、何のために競い合うのかというと、
真剣に競い合ってみて、そのうえで、お互いを認め合うためではないかと思う。
(しかし、僕は、ほんまスポーツは門外漢なので・・・間違ってるかも?)
「こんな遠方の国にも、こういう頑張っている人が居るんやなあ」とか、
「世界を見渡すと、上には上が居るもんやなあ」とか、
「まったく違うやりかたでも、こんなに成果をあげることが出来るんやなあ」とか、
「結局のところ、みんな同じ人間なんやなあ」とか。
住んでいるところが違っても、言葉や宗教が違っても、身体的な特徴が違っても、同じ競技を楽しむことができる(もちろんそれは当たり前のことなのだが)という素晴らしいことを実感できる機会を、ここ日本に住む僕たちも最大限に活用したら良いと思う。
繰り返しになりますがオリンピック開催には大反対です。
「いまの日本では、やる余裕も無いし、デメリットのほうが多いから返納したほうがいい!」
「良いオリンピック/パラリンピックにしよう!」
「良いオリンピック/パラリンピックにしよう!」
この二つの主張は矛盾しないと思う。