2016年 これからどうしたら良いのか ①

 
この1年で閲覧した動画のなかで、もっとも示唆に富むというか、心に残っている動画のひとつです。

中野晃一氏インタビュー

1時間02分38秒あたり
インタビュアー神保氏:「何がなされなければいけないのかを最後に伺っていいですか?」

中野晃一氏:
「結局、リベラル左派の側が、ずっと守勢に立たされて鼻面を引きずり回されて今の事態にいたっている、ということがあると思うんです。
そういった意味では、この〈引きずり回され続ける〉ということをやめなければならない。
こちらの側から、新たなものを出していかなければならない。
で、あらたな物って言うのは、べつに本当に新しい必要は無いわけですね。
何を言っているかというと、手あかがついたような価値に見えるかもしれないけれども、〈人権〉であるとか〈平和〉であるとか〈民主主義〉であるとか〈立憲主義〉であるとか、そういった我々の生活や繁栄や平和というものを守って来たものを、おおっぴらに言って何が悪いんだ、っていうことを、やっぱりひとつ、まず確認する必要があると思うんです。
ただ、その伝え方であるとか、それをどう広げていくか、っていうことに対して、やっぱり工夫が足りなかったと。」
LITTLE GHETTO BOY by Donny Hathaway, 1971



路上で遊ぶ ゲットーのチビちゃん
大きくなって家族を養わねばならない年齢になったら どうするんだい?
朝から晩まで ビリヤード場で過ごすかい?
この辺りでクスリを売って生計をたてるかい?
ゲットーのチビちゃん

君は最初から 人生のどん底にいるわけだ
苦しみや悲しみを味わい過ぎてるよね
ゲットーのチビちゃん

君の父さんは
あそこのコンビニで強盗をやって撃ち殺されたんだ
まだ分かってないみたいだけど
君は本当に悲しい過去を背負ってるんだよ

生まれてこのかた 苦しいことや惨めなことばかり
僕たちの生きてる世界って残酷だよね
いつまで経っても ひとつも良くならない
こんなに小さいのに これから何年も生きなくちゃいけないのに
だから 君の夢がいつか叶うなんて思っちゃダメだよ
ビリヤード場の前で遊んでるチビちゃん

(ピアノソロ)

ゲットーのチビちゃん
君が大人になったとき
世の中を変えることは きっと出来る
勇気をだして踏み出すんだぞ
自分のやることに 自信を持つんだぞ
少しでもマシな世の中をつくるため 闘ってくれよ
そして 周りの人たちにも希望を与えられるように
わが息子よ
そうすれば マシな世の中になっていくさ

もう少しマシな世の中が 待ってるぞ
もう少しマシな世の中が 待ってるぞ
もう少しマシな世の中を つくるんだぞ
もう少しマシな世の中を つくるんだぞ



Little ghetto boy
Playing in the ghetto street

What are you gonna do when you grow up
And have to face responsibility?

Will you spend your days and nights in the pool room?

Will you sell caps of madness to the neighborhood?
Little ghetto boy.


You already know how rough life can be

Because you've seen so much pain and misery
Little ghetto boy.

Your daddy was blown away

He robbed that grocery store

Don't you know that was a sad, sad old day?

All your young life you've seen such misery and pain

The world is a cruel place to live and it ain't gonna change
You're so young you've got so far to go

And don't think you'll reach your goal
Young man
 hanging by the pool room door.


Little ghetto boy

When you become a man

You can make things change

If you just take the stand
You gotta believe it yourself in all you do
You've gotta fight to make it better

Then you'll see how others will start believing too

Then my son, things will start to get better.

Everything's got to get better

Everything's got to get better

Everything's got to get better
Everything's got to get better.

東京都知事選挙

 

【東京都知事選】


小池百合子と鳥越俊太郎の一騎打ち、という情勢と思われます。


宇都宮健児さんの英断をうけて一本化された野党系候補・鳥越俊太郎氏は、宇都宮氏の理念・公約をしっかり引き継ぐと期待しています。


鳥越氏は、良識派ジャーナリストとして長いあいだ政治を見てきた人物で、
 ・弱い者の立場から社会を見る
 ・平和を第一に考える
ことのできる人だと思います。


福祉の拡充や、格差社会解消に目を向けた都政をやっていただくよう期待したい。


僕は東京都民ではありませんが、もし投票権があったなら鳥越俊太郎氏に一票を投じます。


いま、小池百合子候補が優勢と報じられています。極右政治家が、自民党なのに反自民と見せかけて、無党派だけでなくリベラルも取り込む。
あれ・・・数年前にどこかで見たような手口(僕の出身地)だゾ。
あれを繰り返すことだけは、なんとしても避けてほしいと、僕は強く願っています。


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LIFT EVERY VOICE AND SING(アメリカ黒人国家)

 
"LIFT EVERY VOICE AND SING"(アメリカ黒人国家)
一人残らず声を そして歌おう



(キムウエストン、1972年「ワッツタックス」)


一人残らず声をあげて歌いましょう
自由の大合唱が 天と地を響き揺らす
我らが喜びの声は 空まで昇り
ついに 荒波にも負けぬ轟音となるでしょう

さあ 歌いましょう
暗い過去から学んだ信仰の歌を
さあ 歌いましょう
明るい現在が導く希望の歌を
新しい一日が始まり
朝日に顔を照らしながら
栄光を勝ち取るまで
ともに行進しましょう

石ばかりの険しい道を歩いてきた
奴隷を打つこん棒の痛みに耐えてきた
かすかな望みさえ死に絶えていた あの頃
しかし 歩みは確かに刻まれ
疲れきった脚を引き摺り やってきたのだ
私たちの先祖が夢みていた この場所へ

さあ 栄光を勝ち取るまで行進しましょう
さあ 栄光を勝ち取るまで行進しましょう



Lift every voice and sing
Till earth and heaven ring

Ring with the harmonies of Liberty

Let our rejoicing rise

High as the listening skies

Let it resound loud as the rolling sea.


Sing a song full of the faith that the dark past has taught us

Sing a song full of the hope that the present has brought us
Facing the rising sun of our new day begun

Let us march on till victory is won.



Stony the road we trod
Bitter the chastening rod

Felt in the days when hope unborn had died

Yet with a steady beat
Have not our weary feet

Come to the place for which our fathers sighed.
Let us march on till victory is won

Let us march on till victory is won.

選挙が終わって。

 

参院選挙のつぎの日、つまり月曜日の晩はバンドの練習がありまして、夜はスタジオに集まりました。
電車に乗って、たくさんの人が行き交う駅を乗り継いで、練習スタジオに行きました。
それで、ピアノを弾いたり歌をうたったり、していたわけです。
そんなことをしていたら、いつもの日常、もう二十年もやっている日常が目の前にあり、同日つい昼ごろには、「1930年代が遂に始まった」なんて考えていたのが夢のような気もして、どちらが本当なのか、おぼろげになってきます。
でも、おそらく、どちらも本当なんじゃないかなと思います。

*     *     *

昨年夏、本当にたくさんの人が国会前に通いつめた安保法制審議そして可決から、およそ一年、ついに参議院選挙の日がやってきて、即日開票されました。
2/3議席阻止、そして平和、安保法制反対を訴えて選挙を闘った多くの方々、本当におつかれさまです。敬意を表したいと思います。

2015年春からの一年間は、僕にとってものすごく貴重な一年となりました。「民主主義って何だ?」「憲法とは?」「自由とは?」「平和とは?戦争とは?」ということを考えました。
当然ながらそれは、「音楽って何だ?」「表現って何だ?」ということと直接的に結びついています。
詳しくは、追って書きます。しかしまあ、齢四十を超えて、こんなに開眼させられるとは思いませんでした。

それぞれに一年間、闘ったり悩んだりした一年間だったと思います。それで、僕なりの〈まとめ〉をしたいのですけれども、書きたいことが多すぎて、今日は出来ません。追々やります。
ただ、下記の四つの記事が、およそ僕の一年間を要約しているので、もし読んでいただければ幸いです。

 ③ 2015年9月18日の日記 (2015.9.19)


参院選の開票結果・議席数の分析については詳しい方に譲ります。
総合的な結果は厳しいものでしたが、野党共闘は、大いに健闘したと思います。
昨年の国会前の盛り上がりと野党共闘が無かったとしたら・・・背筋の凍る思いがします。

肝心の「改憲勢力2/3か」については、「まだ決まっていない」ようです。
政党(改憲派四党)で数えるのか、議員単位で数えるのか、ということのようです。
それだけギリギリの攻防だったわけです。
これから無所属議員の切りくずしをして、2/3の賛成票を確保するのだと思います。

テレビ・新聞が、この二週間、徹底的に参議院選挙を報道せずにダンマリを決め込んでいたのに、一夜明けると「2/3議席確保!」「いざ改憲!」と言葉が踊っています。恐怖を憶えずにはおれません。
一体、何をどうやったら、こんなふうに上手にテレビ新聞を操作できるのでしょうか?
よく言われているように、「寿司店で懇親会を開いているから」・・・そんな単純な戦術なのでしょうか。そんな甘っちょろいもんでは無いと僕は思います。
巨大な意志が「改憲」に向かって動いています。
敵はあまりにも巨大で恐ろしい。「戦争への道をまっしぐら」だと危惧するばかりです。

そんななか、僕たちはこれから何をしなければならないでしょうか。
まだまだアタマが整理できていませんが、ざっくりとは下記のようなことだと考えています。

① 軽々しく改憲を語れば取り込まれる。〈日本国憲法〉を学びなおすがよっぽど大事!と伝えたい。
② 平和や自由を訴えるにあたって、その力を高めていかないといけない。
③ ひきつづき、音楽家が平和のために何ができるか、を中心に据える。

今日のところはそんな感じです。
詳しくは、もっと考えます!

2016年7月11日の日記

 

昨日の夜中まではケロっとしていたのだが、朝、駅の売店では、朝刊の一面、参院選を受けて主要紙のすべてがほぼ同じ見出しをつけていた。

それは、「自公圧勝」でもなければ「野党共闘およばず」でも無かった。

「改憲勢力 2/3議席」だった。

今までは「与野党の攻防」だったものが、一夜にして「改憲 対 護憲」にスリ変わったか。

喉がつまり、涙が流れてきた。


「歴史は繰り返さず。人これを繰り返す。」と堀田善衛は言った。

歴史は、未来と過去を含む巨大な曼荼羅にたとえられ、それ自体が繰り返されることはない。ただし、そのなかに存在している、人という小さな存在が愚かに同じ過ちを繰り返していく、という意味だそうだ。


僕が泣いているのは、議席をとられて悔しいからではない。

こんなことは書きたくないが、「改憲勢力」なる言葉が一斉に踊る大新聞に、死体の山を見た。その恐怖で泣いているのだ。


敵は遥かにに巨大だけれども、しかし、これから僕たちはどうしたら良いのか、僕のやってみたいこと、おいおい考えて書いていきます。

「改憲」

 
僕は断じて言いたいんですけれども、「改憲」などというものは、軽々しく語られてはいけません。
それが「リベラル」のあいだでも徹底されていないことは背筋の凍る思いです。
国会議員の七割が自民党で占められているこの日本で、「平和主義的な改憲」などというものはありえません。存在しません。
サンタクロースが煙突から降りてこないことや、空に宇宙船が飛んでいないのと全く同じことです。
これから先50年くらいは、つまり僕やアナタがこの世にいるあいだは、明らかに「改憲」というものは「国家主義的な改憲」でしかありえない。

今年には「改憲議論」がはじまるのかも知れない。
テレビで、書店の店頭で、インターネットで、居酒屋で。
「議論することはいいことじゃん」・・・それは違うと思います。
日本国憲法を広めることのほうがよほど急がれる。
日本国憲法を政治家や行政に遵守させることのほうがよほど急がれる。
火事になっている家屋のなかで、古くなったソファを新調するため家族会議を開いているようなものです。

本当にこれだけは言えると思う。
現状で、いかなる「改憲議論」にも、その先に待っているものは〈戦争〉しかない。
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