大西巨人の言葉


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《問題を書くべきだと思いますね。
問題の、解決じゃないですよ、解決なら尚いいけど。まずは、在る問題の提起を。
その問題点を追求するようなものが欲しいですね。
今です。今こそ、と言うてもいい。》

大西巨人 
NHK『あの人に会いたい 』2015年8月29日放送より



そう、これこそ、まさに僕の知りたかったことだった!
小説『神聖喜劇』で知られる大西巨人。「(作家は)問題を書け」と言っている。問題の解決まで書かなくともよいから、いちばん大事な問題を取り上げて、そこに踏み込んで書けと言っている。

僕は作家でもなんでもないけれど、それでも同じことだろう。誰かと何かの会話をするとき、ブログを書くとき。そして、音楽をつくるときも。

「じゃあどうするの?」「どうすることもできない」などといって、解決方法が見つかるまで沈黙していては駄目なのだ。十分に分析が終わるまで敬遠していては駄目なのだ。

それでは、現代の日本や世界におこっているいちばん大事な問題とは何だろう。それは「あらゆるものが崩れ落ちていっている」ということではないかと思う。
あの、平和主義を掲げていたはずの日本が、武器を輸出したり、自衛隊が海外の戦闘地へ赴く。
まったくジョークとしか思えないような人物が日本の総理大臣になったりアメリカの大統領になったりする。
おまけに「(ナチス憲法成立の)あの手口を学んだらどうかね」が「副総理」だ。(そもそも、その謎のポストって一体なに......? 「副総理大臣」?)
直近では、「教育勅語を否定しない」の閣議決定。

「崩壊の時代」と言われている。しかし、なぜ崩壊がはじまったのか、どうしたらその崩壊を食い止めることができるのか、僕には分からない。それでも、とにかく、みんなで「その問題性を問題にしつづける」ということが何よりも大事なのだ。ほんま、当たり前のことだけど。

2017年5月

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