東京都知事選を終えて

もう丸一日経ってしまいましたが、あらためて、知事選に尽力された多くの方々、おつかれさまでした。

僕なんぞは、「こんなに悩むことのない(=選択肢がひとつしかない)分かりやすい選挙なのだから、投票率は上がるだろう」「鳥越候補は勝てるだろう」と公示のタイミングで考えていました。

しかしそれは素人考えで甘かった・・・。開票結果はその逆となりました。
鳥越候補は小池百合子の半分も票をとることができませんでした。

リベラルは、これほど「受け皿」が整っていた(と僕は思ったのだが)にも関わらず、野党・無党派層などリベラル左派を結集させることはできませんでした。鳥越候補は、良い公約を出していたのにもかかわらず。
民進党、宇都宮氏、共産党、連合など、そして本人・・・それぞれに問題があったと聞きます。それはそれとして、僕は、有権者側の課題も問いたい。

野党統一候補を応援できないリベラル左派って一体なに・・・?

なんと言っていいのやら分かりませんが、とにかく、
「選挙は消去法。」
「選挙は〈よりマシ〉を選ぶもの。」
これにつきる、と僕は思います。

いつの日か、スーパーマンが電話ボックスから飛んで来たり、サンタクロースが煙突から降りてくると信じているなら仕方ありませんが。
「鳥越俊太郎はスーパーマンでは無いから、小池百合子を応援する」
「鳥越俊太郎はサンタクロースでは無いから、上杉隆を応援する」
という思考回路の人が、やはり、一定数存在するということなのでしょうか?

言うまでもないが、政党の関係者は、できるかぎりスーパーマン(のように見えるもの)を用意する責任があるでしょう。
同時に、僕たち市民には、「スーパーマンでなくても応援する」という責任があるのではないでしょうか。


リベラル左派は結集しないといけない。
その結集のための〈きっかけ〉を丁寧につくり、〈障害〉を取り除いていけば良いと思います。
市民の側から。

次の衆議院選挙では、何があっても野党統一候補を応援しましょう。
それしか道は無いはずなのに・・・。

*     *     *

加えて、まもなく、「改憲議論」というのがやって来ます。
ここでも分断が起こるでしょう。
「議論することは良いことだ」などと悠長なことを言っている時代ではないのです。
国会議員の七割が自民系で占められている現在の日本で、「平和的な改憲」など絶対的に有り得ません。
リベラル左派は、毅然として、「改憲の空気」を切り崩していきましょう。

2018年8月

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