2016年7月11日の日記

昨日の夜中まではケロっとしていたのだが、朝、駅の売店では、朝刊の一面、参院選を受けて主要紙のすべてがほぼ同じ見出しをつけていた。

それは、「自公圧勝」でもなければ「野党共闘およばず」でも無かった。

「改憲勢力 2/3議席」だった。

今までは「与野党の攻防」だったものが、一夜にして「改憲 対 護憲」にスリ変わったか。

喉がつまり、涙が流れてきた。


「歴史は繰り返さず。人これを繰り返す。」と堀田善衛は言った。

歴史は、未来と過去を含む巨大な曼荼羅にたとえられ、それ自体が繰り返されることはない。ただし、そのなかに存在している、人という小さな存在が愚かに同じ過ちを繰り返していく、という意味だそうだ。


僕が泣いているのは、議席をとられて悔しいからではない。

こんなことは書きたくないが、「改憲勢力」なる言葉が一斉に踊る大新聞に、死体の山を見た。その恐怖で泣いているのだ。


敵は遥かにに巨大だけれども、しかし、これから僕たちはどうしたら良いのか、僕のやってみたいこと、おいおい考えて書いていきます。

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