この1年で閲覧した動画のなかで、もっとも示唆に富むというか、心に残っている動画のひとつです。
中野晃一氏インタビュー
1時間02分38秒あたり
インタビュアー神保氏:「何がなされなければいけないのかを最後に伺っていいですか?」
中野晃一氏:
「結局、リベラル左派の側が、ずっと守勢に立たされて鼻面を引きずり回されて今の事態にいたっている、ということがあると思うんです。
そういった意味では、この〈引きずり回され続ける〉ということをやめなければならない。
こちらの側から、新たなものを出していかなければならない。
で、あらたな物って言うのは、べつに本当に新しい必要は無いわけですね。
何を言っているかというと、手あかがついたような価値に見えるかもしれないけれども、〈人権〉であるとか〈平和〉であるとか〈民主主義〉であるとか〈立憲主義〉であるとか、そういった我々の生活や繁栄や平和というものを守って来たものを、おおっぴらに言って何が悪いんだ、っていうことを、やっぱりひとつ、まず確認する必要があると思うんです。
ただ、その伝え方であるとか、それをどう広げていくか、っていうことに対して、やっぱり工夫が足りなかったと。」