『RIPTIDE』曲解説:Ball Of Fire

音楽と関係ある度:★★★★☆

最後の曲です。マーヴァホイットニーの最大のヒット曲「It's My Thing」(1969年)のB面にはいっていたのがこの曲でした。それで、ここに追悼曲として演奏した次第です。ソウルフルなピアノ(もし可能なことならラムゼイルイスとかヤング=ホルト合名会社みたいな)を弾いて弔いたいと思いました。

マーヴァと、四年間(もっと長かったように感じているのですが)一緒にツアーやレコーディングをさせてもらいました。2012年のクリスマスにこの世を去りました。面白い事件もたくさんありました。マーヴァが突然ピアノを弾き始めてめちゃくちゃカッコよかったブリストル公演、本番直前に揉めてウィッグを床に投げ捨ててカンカンに叱りつけられたサザンプトン公演、マーヴァのタイム感についていくのが難しかったけどなんとか乗り切ったフジロック公演、、、。とくに2009年のイギリスとフランスのツアーでは、車のなかや空港やホテルで色んな話をすることができたのが思いで深かったです。
マーヴァ本人に言わせれば、アップス&ダウンズの物語が終わって、本当に長いあいだ憧れていた天国に行った、ということなのだろうと思うんですが、僕たち(リスナー)としては、思い出やレコードそして自伝本まで、のこしてもらって感謝するばかりです。


2018年12月

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