2013年3月アーカイブ

インビジネス 再始動に向けて!

 
音楽と関係ある度:★★★★☆


 今週末は目出たくも、インビジネス復活の日です! 場所を移して「UNIT」で開催する運びになりとても楽しみです。休止したのが去年の三月。この一年のあいだ、みんなで何度も集まってミーティングをした甲斐がありました。

 僕は、インビジネスでライブをやるときには、他のどことも違った感触を覚えています。それは、他のどのライブよりも、かなり厳しい感覚のもの。特に、「前回とおなじではいけない」ということです。
 インビジネスは渋谷クラブエイジアで5年半やりました。2006年の開始の頃とは、時代の雰囲気もやはり少なからぬ変化がある気がします。ソウルっていうのもファンクっていうのも変わってきたようです。この5年間でひとつ大きく感じることは、当時流行っていたかんじのファンク(ファンク風)のバンドってのがアカンようになっていき、ノーザンソウル(ノーザンソウル風)のバンドがヨーロッパを中心に増えてきたことでしょうか。先日オーストラリアに初めて行きましたが、そのへんをなんだかリアルに感じました。オーサカ=モノレールとしては、その潮流に乗っかろうとするでもなく反抗するわけでもありません。小さいブームが流れ去っていかぬように心配しつつも、一過性のブームなら早く過ぎ去ってほしいと待っているところもある。独自路線を貫くといえばそうなのですが無関係でいるわけでもない。そんな案配でやっていきたいなと考えていて、結果、そのときそのときのサジ加減ちゅうもんがありまして、それを是非ライブで観てやってほしいと思っています。バンドとしては、それなりに時々刻々と変化しつづけている(つもり)のです。
 物体そのものが変化していなくても、廻りが動けば変化しているように見えるかもしれません。または「変化していない」ということだって変化の一種でしょう。そんなダルマさんみたいなものを、目指しているわけでもないのですが、そうならざるをえない、というところでしょうか。
 その具合をしっかり表明していく。「うちらの方向性を発表する場所」とでも言ったらいいでしょうか。それがこのパーティ、インビジネスの意味だと考えています。

 さて、今回のインビジネスは、昨年12月にこの世を去ってしまったFUNKシンガー、マーヴァ・ホイットニーさんの追悼として「Ball Of Fire」という曲を演奏する予定をしています。マーヴァ・ホイットニーは、インビジネスのフジロック編(2007年)の際のゲストとして参加してくれた人でもあります。2013~2014年は、再発売や新規刊行物でマーヴァのことを思い出してもらったり、彼女の生涯を知ってもらうことに尽力したいと思っています。今回のステージはそれの一発目にあたるというわけです。

 それでは頑張ってみます。土曜日の夜、代官山UNITにてお待ちしています!






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