2010年1月アーカイブ

LIVE IN SPAIN

 
音楽と関係ある度:★★★★☆

オーサカ=モノレールのアルバム『ライブ・イン・スペイン』発売になっています(DVDつきや!)。


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ライブ・イン・スペイン/オーサカ=モノレール
"LIVE IN SPAIN" P-VINE/SHOUT!
[CD: PCD-25104 / DVD: PCD-25105]
2009.12.16発売/税込2625円

ヨーロッパに行っている間に発売になったので、ここに書きおとしていました。
スペイン・バルセロナの、その名も「アポロ」というボールルームでのライブです。せっかくのライブアルバムやから、CDパンパンの70分くらい収録してあります。
本当に、とてもいいライブアルバムがつくれたと思っています。つくった人としては、満足してはいけませんが、非常に気に入っています。

聴きどころは、「Walk On By」かなあ。ご存知、バカラックの曲です。
ディオンヌ=ワーウィック版をアイザック=ヘイズがカバーして、そのヘイズ版をクール&ザ・ギャングがカバーして、それをまた僕らがカバーしたという。カバーのカバーのカバーです。今はもう居ない奥瀬が踏んばっていいドラミングしています。

ヨーロッパでのことや、このライブアルバムにこめた想いは、「プロダクション・ノート」としてCDのインナーに書いたので、ぜひ読んでください。

2009年のヨーロッパ遠征では、スペインに行かなかったので、フランスやドイツに「スペインから観に来ました」という人がいた。それも一人や二人でなく。
今年はスペインにまた行けるだろうから、とても楽しみにしています。

そういうわけで、ぜひ楽しんでくださいね。
ちょっとだけ心配なんは、ライブやから、全部つながってるから、i-Tunesとかで聴いたらどうなんのかっちゅう...。

このブログ

 
音楽と関係ある度:☆☆☆☆☆

この「すわ!日記」見てくださってる方、本当にありがとうございます。
基本的にどこからもリンクされてないブログです。

ええとですね、このブログは、昔のやつも更新したり編集したりしています。
だから最新記事だけみて、「あー今日も更新されてないやん」と思わないでください。
昔のを全部チェックするのは面倒くさいだろうから、申し訳ないんですが、そういう風にやります。お許しください。

いずれにせよ更新頻度は低いですが、ぼちぼち、頻度あげていきます。
音楽と関係ある度:★★★★★

NHK-BSで正月に放送された「ソウル・ディープ」(制作BBC、全6回シリーズ)を観た。BS設置してないので、K氏が録画してDVD焼いてくれた。(いつもすみません)
ソウルミュージックの歴史を俯瞰するもの。よくできていた。1回目は、ソウルの誕生について。レイ=チャールズを中心に。やっぱり、レイ=チャールズやんなあ、そうやんなあ、と思った。
僕は、ジェイムズ=ブラウンの音楽に出会う数ヶ月前に、レイ=チャールズに出会った。高校1年生の春。1988年。サントリーのウイスキーのCMで、ゴーゴー・アレンジの「What'd I Say」を歌っていた。(いまから思うと可笑しい。)「なんじゃこりゃ〜」となって、CDを買いに行った。そのとき手に入れたのが、オリジナルのほうの「What'd I Say」(1959年)が収録されたAtlanticのアルバムだった。

いまだに、1〜2ヶ月に一度は通して聴く。これは、Atlantic時代を俯瞰できるもので、Nat King Coleスタイルのジャズから、クインシーがペンを振るうビッグバンド、ブギウギ・ピアノ、そしてリズム&ブルーズ、そしてソウルの黎明期、すべてごちゃまぜに入っている。最高にスイングしてる。つくづく思う。やっぱり、ブラックミュージックはスイングや、これしかないんや、と。

そういうわけで、「What'd I Say」のピアノを、15歳のころから弾こうとしていたのだけど、どうやってるか判らないまま、30歳台も後半に突入した。こないだから、ひまをみつけて練習している。やっとできるようになってきた。20年越しの夢がもうすぐ実現しそうだ。

Whitefield Brothers

 
音楽と関係ある度:★★★★★

いま、The Whitefield Brothers の新譜を聴いた。これはスゴい。久しぶりの大ヒットや!
Budos Bandがでたときも盛り上がったんやけど、こっちのほうがやはり全然スゴイな。どっちがどっちとかでもないけど。

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チャイニーズ・ブッキーを殺した男

 
DVDで『チャイニーズ・ブッキーを殺した男 (The Killing Of A Chinese Bookie)』を観た。1976年、ジョン=カサヴェテス作品。★★★★★
素晴らしかった。ギャング映画仕立てになっているが、全然そんな映画じゃなかった。これは、場末のストリップ・バーを経営する男の、自分の仕事へのプライドと情熱を描いた映画だった。
サスペンスか、もしくはヤクザ抗争ものを連想させるタイトル(予告編も)になっているのは、当時の流行を意識したからだろうか? カサヴェテスだけにそんなこともないだろうが、あまりにも、映画のメッセージと殺人事件が関係なさすぎる。いや、こういう風に仕上げてこそ、映画が生きる、ということなのかもしれない。

ゲージュツ家、僕もそのハシクレのつもりだが、を静かに力強く応援してくれる映画だった。


蛇足ながら重要な点。殺されるのがアジア人(中国マフィア)ということには、すこし残念な思いがする。もし、これが白人(もしくは黒人)であったら殺人シーンをリアルに描けない(オーディエンスがなんらかの同情をしてしまう)、という理由でアジア人になったと推測されるため。いつも、特にアメリカ映画では、「どうでもいい役」としてアジア人が登場する。
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