Michael Jackson

音楽と関係ある度:★★★★★

マイケル=ジャクソンが突然この世を去ってしまった。思いもかけず、心にポッカリと穴が空いた気がする。ジェームス=ブラウンが逝ったときとは全然違う感じ。僕は「BAD」が一番思い入れがある。「スリラー」は「BAD」で盛り上がっている時期に買った。僕はそういう世代。「BAD」は中学2年生だった(1987年)。このころ出た自伝(なぜか田中康夫が翻訳してたナ)も一生懸命読んだのが懐かしい。「BAD」には中学の頃の思い出がたくさん詰まっている。
マイケルの話をしだしたらキリがない。同じ気持ちの人はたくさんたくさん居ると思う。ので、やめとこう。

かくいう僕も、正直なところ、「Dangerous」以後はあまりちゃんと聴かなくなってしまった。90年代の活動はそれほど詳しくない。

僕がしょっちゅう思いだすことがある。それは、「BADのときは200曲つくった。スリラーのときは500曲つくったらしい。」という話だ。それだけのハードワークあってこそのマイケル=ジャクソンだったと思う。80年代当時、小林克也さんが雑誌のコラムで「マイケルは何百曲という曲を"捨てる"が、僕の新譜(小林克也&ザ・ナンバーワン・バンド)では、1曲も捨てることができませんでした。」という趣旨のことを書かれていた。オーサカ=モノレールの3枚目のアルバムをつくったときに、初めて「曲を捨てる」という行為をやった。スリラーみたいにいいアルバムをつくろうと思ったがもちろんアカンかった。それくらい頑張ったら僕らでもマイケルジャクソンになれるんじゃないか、へんな話だが、そういう勇気がわいてくるエピソードだと思いませんか?

死んでしまって、本当に悲しいけれど、テレビでスリラーのビデオを観た。元気でた。発見もたくさんあった。(スリラーの最初のシーンは50年代のパロディだった。50年代の映画に「黒人の若者カップルがでている」という設定に非常に大きな意義をもつ。)
他のアルバムも久しぶりに聴いた。元気でた。
クインシーがプロデュースした3枚の時にレコーディングされたアウトテイクなども公表されているようだ。ぜひ買ってみよう。これから未発表音源がでてくるだろう。楽しみにしている。

2016年1月

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